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2025.09.10 Wed 「 [PR]
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2008.01.19 Sat 「 俺、ばっかり携帯

スクアーロが笑うのに、俺が笑わないのはおかしい。そうだ、こいつがどんなに呆れたような疲れたような顔をして俺を見たってそれを俺は笑い返して向き合っていたじゃないか。だというのに、なんでスクアーロがちょっと口元を緩めただけで、俺がこんなに動揺しなくちゃいけないんだろう。
顔がかぁああと赤くなるのがわかって情けなくなり徹底的にぐるぐるし始めた俺に、スクアーロが首を傾げ「熱でもあるんじゃねぇかぁあ?」とあろう事か熱を測ろうと手を伸ばしてくる。おでこに触れた手の予想外の冷たさに「ひゃ、」と小さく悲鳴を上げた。

「ぅ゛ぉおい、なんかちょっと熱い・・・」
「気のせい!気のせいだって!!」
「そうかぁ?」

無理はすんなよと言ってあっさり離れる彼が、ちょっと憎たらしい。
なんか、俺一人だけどきどきして馬鹿みたいだ。



スクディノはディノがスクアロに些細なことできゅんきゅんしてればいいと思う(ぇぇぇ
スクアーロもディノに無意識に心開いてればいいと思う。たまにきゅん、くらいが好き。
ぁ、すみません久しぶりの小ネタこんなんで。

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2007.12.15 Sat 「 血色の星屑携帯
ふ 、と。

襲う虚無感とかに吐き気がして、泣きそうになるときがある。
堪らず倒れたベッドのシーツが波を打つ。体が冷たくて、暖を求めてもがいた。視界は朧、でもその先が疼く。
左手首に血が集まってくる気がした。掻きむしりたくなる、どうしても。
痒い かゆい カユ、

唐突に訪れてそして唐突に静みゆく満ち欠け。
はふ、と息を吐いて、また吸って、吐き出した。
左手首を見る。何の異常もない、日が当たらいが故に白いそこ。

--いつまで、引きずればいい。
そう思って、思わず舌打ちをした。




橙とも赤とも取れるかなぁ…
個人的には前者なつもりだった。。
2007.12.09 Sun 「 アンカンシャス・ディザイア携帯
利用されているのはなんとなくわかってた。それにどんな意味があるのか僕にはわからなかったけれど、感心があっても理解は出来ないだろうということはなんとなくわかっていた(我ながらひどい矛盾だ)。
“ヒト”とはなんなのだろう。何故そんなにも人の死にうろたえ涙を流し打ちひしがれながら震え、絶望してしまうんだろう。
それでも彼に、どんな理由であろうと頼られることは何となく嬉しかったのだ。馬鹿らしい話なのだけれど。
「でも、君はきっと信じないんだろうね」
ぽつり、と彼がいなくなった部屋で呟く。唇に残る湿った感触。温かいと思った一瞬が、今では嘘のようにとても冷たい。
--そんなにファーストが好きなのか。
ああ、どこかで感じた苦しさだ。最近感じたもどかしさだ。
さみしい、なんて言葉。生まれて始めて使ってしまいそうで、僕は溜息をついて雑誌を取り上げた。気を紛らわせられれば、なんでもよかった。


***
十巻のカヲシン、ていうかカヲ→シンレイ。好きすぎる(笑)
これからは貞本エヴァカヲル好きでいきます真面目に。
2007.12.05 Wed 「 意地っ張りな子供の癇癪携帯
「好きかもしれないの、きょうやのこと」

ぽつりと零した彼女の言葉を、僕は書類を整理するフリをして聞かないことにした。この部屋には僕ら二人きりだから髑髏はきっと僕に言ったのだろう。それはわかっていたけれど、答えるわけにはいかない。いいはずがない。

「…ごめんねきょうや。」

わたしはむくろさまでもないのに。
悲しそうな声にほだされてしまいそうでぐっとくちびるを噛み締める。そんなことじゃない、そんなことじゃないんだ。

(君があいつと生死の運命を共にしているなんて、堪えられない。)


***
髑髏ちゃん誕生日おめでとう…っちゃんとしたのはせめて後日orz!ヒバ→髑髏でした
2007.11.28 Wed 「 骸ツナ刑事パロ(1)携帯
※パロディ骸ツナ注意


沢田、テメェ甘ったれてんじゃねぇぞ。犯人一度は追い詰めたってのに不意つかれてその横通り抜けられて逃がしましたって、んなもん今時言い訳としても成立しねぇ。

怖い怖い上司の絶対零度の怒りに、綱吉は内心ひぃぃっと叫びたくなりながらもただ「すみませんでしたッ!」と勢いよく頭を下げて謝罪する。
まったく、大体テメェはこの部署内ではまだ新人だからって甘え過ぎだ。お前の上に立ってなきゃいけない俺の立場を云々…とそのあとも続く彼の愚痴を必死に聞き流しながら、頭の片隅で、じゃあとっとと捜査一家のお呼びを受け入れてあがっていってしまえばいいのにと悪態をつく。この上司は脳がない中年なんかとはわけが違うし、年は確か綱吉より一個下だ。
「オメェもだ六道。テメェは沢田の教育係だろうが」
ふと、上司--リボーンの視線が、隣で面倒臭そうにそっぽを向いていたの骸に移った。
「とは言いましても、ねぇ」
「オメェが甘やかすからこういうことになる。大体、この場合は教育係の方が罪は重いぞ」
「…それは不愉快だ。心外です。僕は何もしていない」
苦笑染みた表情を一気に険しくし、こちらをじとりと見てくる骸に、綱吉は泣きそうになる。
この六道骸という先輩刑事は、聞いたところによれば綱吉が来るまで検挙率部署ナンバー1の凄い人だったらしい。ただ性格に結構な問題があって、違反スレスレ、場合によっては完全な違反行為をするのは解決するためなら当たり前。騙しはったりは標準装備。じわじわ精神的に追い詰めて真実を吐かせるなんてことは日常茶飯事…てな感じでなんでもアリすぎて、ただの優等生という枠にはとてもじゃないけど納まりきる人ではなかったらしい。そんなわけで、彼のパートナーはいつも苦労しまくり、精神的にも肉体的にも途中でねを上げることになっていたそうだ。
しかし今回の六道骸は少しばかり事情が違う。それは先月、田舎町の交番のお巡りから突然刑事になった沢田綱吉のせいだ。彼はたまたま凶悪な強盗犯を捕まえたことを評価され、あれよあれよという間に刑事に昇進した。けれど綱吉は田舎のお巡りという職の方が似合い過ぎるような小心者で、強盗犯を捕まえたのだって本当に運がよかっただけなのだ。当然、刑事なんて大掛かりで面倒で危険な仕事にむいているハズもない。というわけで此処に来てから早一ヵ月、ろくな検挙は出来ない上に犯人は取り逃がし、甘いことを言ってはやっぱり逃がし……なんてことを続けまくっているせいで、骸はペースを乱されっぱなしなのだ。
「とにかくその取り逃がした奴捕まえろ。三日以内だ」
でなけりゃテメェら二人とも田舎に異動だ。わかったな。
…そんな横暴な言葉にも、二人はただ頷くしかなかった。



***

あれです、色んな意味で『ジ/ョ/シ/デ/カ!』と『ル/ー/キ/ー』のパロ。
続くかもしれないし続かないかもしれない(ぇぇ
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