殺せよ。
もうこんな世界たくさんだ。全部偽りで全部作られて俺はただのあんたの操り人形で。聞けよ、あんたがここまで手繰り寄せて俺を縛り付けたんだろうが。頭がおかしくなりそうなんだよ責任持てよ早く殺せころせころせころせころせころせはやくっ!
「ねぇ、祐…」
つぅと、泣き崩れて掠れた鳴咽を上げ続ける彼の頬を蛍は撫でる。そうして憐憫の情をたっぷりと含ませ、微笑んだ。
「殺してあげるほど、おれは優しくないよ」
女のように白い手が、そのまま彼の頬に強く爪を立てる。
***
テストなんて無くなればいいよ(関係無いよ
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